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2008年5月10日土曜日

政令市・中核市・特例市への移行ブームと盛岡市の規制緩和

近頃、市町村合併も一段落し、いくつかの自治体では政令指定都市中核市特例市へ移行する動きがある。

そのような自治体の1つである、盛岡市(特例市→中核市へ)が興味深い動きを見せている。
盛岡市が規制緩和へ 市街化調整区域」の記事によると、
市街化区域からおおむね1km程度の範囲にある市街化調整区域の開発行為に対する規制を緩和するということらしい。
これは、周辺地域の集落維持を目的としたものであると言っている。

ちなみに、市街化調整区域の開発許可は特例市以上の自治体に県から委譲される権限のひとつである。

はじめは、単純に、中心市街地活性化法のご時勢に郊外の開発容認かよ!
と思ったのだが、wikipediaの「盛岡市」の記事を見た後の、私の想像によるとこの動きをりかいするための要諦は、以下のようになる。
1.市の人口30万人を割り込む。
  →中核市の指定要件が緩和されてきたとはいえ、30万人に届かないのは苦しい…
2.30万人に到達するために周辺自治体からの住民をストローしたい(集めたい)
  →盛岡市の人口は横ばいから微減なのに対し、南北に位置する矢巾町や滝沢村はベッドタウンとして人口増の傾向がある。

どう考えても矢巾町、滝沢村から住民を奪い取るのが狙いでしょう。このあたりの関係もあるでしょうし。
集落維持のため、だなんて不自然だと思った。そんなことプレスリリースできるわけないケド。

あと、マスタープランの地図どうにかならないのだろうか。見づらい…

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